- 2016年3月17日
- By aishin@admin
- In 設計, 電子回路
- 2760
今回は無線でリモコンを・・・・
一方的にコマンド送出する場合
例えば、電動カート(超低速)を前進・後退・停止させる。
大事なのは即応性。
止めたい瞬間に止まってくれないと位置が決まらない。(少なくとも超低速から脱せない)
BluetoothやWI-FIを普通の使い方の場合、OSがからむので例によってタイミングが定まらない。
特に、しばらくコマンドのやりとりがないと、どういうことになるのか
普通に使うとすると、リモコンの相手はPC。しばらくデータのやり取りがないと、接続解除されてしまうケースがある。(設定次第だが)
接続解除されていなくても、PCがほかのタスクで動いていたら、即応できるかどうか・・・などなど、あらゆる余計な動作の可能性を排除して設計する必要が出てくる。
そこで即応性を優先に設計するなら、OSなしで使える無線規格を持ってくる必要がありますね。
特にコマンドを受ける側は、コマンド受信によって動くMPUの割込みを好きに設定できないと、良好な設計につながらないでしょうね。
そしてもうひとつ、OS不要の無線モジュールのペアがあったとして、ついやってしまうのは「シェークハンド」。
相手からの返事を待つのだが、返事がないと「再送する」「エラー処理する」など普通の双方向PC通信に慣れた人が組むと、いっきに電波使用率が上がってしまい、うまく繋がらない状況を自ら作ってしまう。(自分の発信量増加のせいで受信タイミングを減らしてしまったり)
リモコンは「一方的に送出だけ」と割り切ったほうがうまくゆくように思う。
テレビやレコーダーのリモコンは良くできている。押している間そのコマンドコードを繰り返し送信する。人はその反応を見て指を離す。指を離すと消費電流はほぼゼロに。
あらかじめ接続確認などしない。即応性は抜群。押されたら動作・送信。これによって電池の持ちは年単位。
テレビやレコーダーのリモコンは赤外線なので、「どうしても無線」という向きにはNGだが、電波法とは無縁だし(技適不要)、うまく作れば反射光でも動作するので物陰でもOKだったりする。
エコで便利・赤外線リモコン!
無線の話だったはずでしたが、赤外線にすり替わってしまいました。
というわけで、今回はこれにて御開き。
※内容の真偽については保証いたしかねますので、ご自分でお調べください。