電流可変負荷装置の製作
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電流可変負荷装置の製作

概要

最大で圧DC50V-2,000Wの電流可変負荷装置(電子負荷)

1.コントローラ部

LM2904を使いFET 2SK2198を制御します。

回路上のVR1で流量を制御します。

電子負荷説明回路6448

2.負荷素子となるFETを16個を並列に繋いであります。

電流はVR1の変化に応じてリニアに限りなく流れます。

スイッチング方式をとらないリニア制御方式でとてもシンプルです。

よって、電流×電圧のジュール熱が発生します。

fet_UP

茶テープが貼られた交換FET

 

3.冷却部

LSIクーラー社製、124V124×500mmのヒートシンクを120mmFANで強制空冷、

これはとても冷えます。

 

disp_controlUP

緑色の基板に載る黒いのが電流検出抵抗器 1mmΩ 50Aで発する2.5Wの熱をベタパターンで放熱

 

 

 

4.もちろん問題も起きます。

50Aを超えるとFETがあちこちで壊れます。

熱結合が不完全で素子間の電流量のバラツキが原因として挙げられます。

いま、頭の中にある解決策は銅板にFETを直接半田付けし、モジュール化して放熱器に取り付ける

若しくは、すべてヒートシンクに直づけの方法を考える。

今回の装置のFETは、各々シリコンシートで絶縁してあります。

 

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