【雑談】ハードウェア〔ADコンバーターとDC-DCコンバーター〕(2)
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【雑談】ハードウェア〔ADコンバーターとDC-DCコンバーター〕(2)

ADコンバーターとDC-DCコンバーター(つづき)

さて、DC-DCコンバーターについてですが
言葉としては日本語(直訳)で「直流・直流変換器」。
これでは、実は内容を知っていてもピンときません。
内容からは「直流入力・直流出力電源」です。
その機能は、ある電圧から、異なる電圧を発生させ、電源として安定した電圧出力を維持します。(設計上の最大電流まで)
使う場所(システム上の)は、もうお分かりと思いますが電源部分です。
かつて電源は、すべて基板の外にありました。
DC-DCコンバータの登場で、±12Vが必要なインターフェース回路のためまたはアナログ回路のためにDC-DCを利用していました。(アナログにはアナログ用DC-DCでしたが)
今、インターフェースICにはDC-DC機能が入り、アナログICは+5V単一で動くものが増えました。DC-DCは必要なくなりそうな気配でした。
ところが、LSIを高速で動作させ・低消費電力化するため、チップのコア部分の電源電圧を下げて動作させることになってきました。
必要となったのは、+3.3V,+1.8V,+1.2Vの電源で、エネルギー効率の良いスイッチングタイプのDC-DCが多数のバリエーション出ています。
さらに、電池での使用が要求に加わり、DC-DC制御チップは入力電圧の範囲が低い側のものが増えてきました。
装置内で使う場合は、単一電圧で電源の低価格化を狙い、基板上では高めの電圧(単一)の電源を供給してもらい(+14Vなど)、基板の中で複数種類の電圧をDC-DC(回路orモジュール)によって作り出すスタイルが多く見られるようになりました。
かたや、モバイル機器のように電池・充電バッテリーを使用する場合は、低い電圧から複数種類の電圧を発生させて動かす要求が多く、なおかつそこへ充電機能も追加要求されることが多くなりました。
(ノートPCは高いバッテリー電圧で動かしていて、例外的ですが)
もはや、DC-DC無しに世の中の機器は動いていないと言えるかもしれませんね。
そんな感じで、DC-DCコンバータの役割わかっていただけたでしょうか?

ADコンバータについては、前回のブログでご理解いただけましたか?
そして、両者の違いもご理解いただけたら幸いです。

※内容詳細の真偽については保証いたしかねますので、各自お調べください。

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